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2014.06.23 Mon
枕会社から学ぶ 〜売り方を変えて、売上を伸ばす方法〜
みなさん、こんにちは。
フリーPR/ライターの砂流恵介です。
第2回目のコラムをアップします。



みなさんは寝る時に枕を使っていますか?
種類は違えど、多くの人が枕を使っていると思います。

では、その枕って“どれくらいのペース”で買い替えていますか?

この質問に、即答できる人って、実はあまりいないのでは?
そもそも、枕を頻繁に買い換える人ってそれほどいないと思うのです。

ちなみに僕は、引っ越しのタイミングが多いので、2~3年くらいのペースで買い替えています。

今回、ここでご紹介する広告事例は、オーストラリアの枕会社のプロモーションについてです。

この枕会社は『Tontine』と言います。
業界最大手の会社ではあるのですが、枕を頻繁に買い替える人は少ないので、売上の伸び悩みが経営のポイントになっていました。
この現状を打破するために展開した販促プロモーションがこれです。


『 枕に “賞味期限” をつける』


「え!? 枕に賞味期限をつけるって?」


ってなっちゃいますよね。

具体的に言うと、

一般的なみなさんが寝る前朝起きる時間帯に、枕に関するTVCMを流して注意喚起を行いました。

その内容が衝撃的。
ナレーションを日本語訳にするとこんな感じです。


■夜バージョンのナレーション

「今夜、あなたは眠りにつきますね。
そして長年愛用している、その枕に顔をうずめます。

でも、知らなかったでしょ?

その枕が、独自の生態系を育んでいたなんて……。

体の汗やはがれ落ちた皮膚、そしてそれを食べる色々な生物たち。
これは時間が経てば経つほど、大変なことになります。
だから、『Tontine』は枕に賞味期限をつけました。

これで枕の買い替え時期が分かりますよね?」


※YouTube「Tontine Night Commerical」


どうですか?
衝撃的というか、想像してみるとゾッとしませんか?
このCMにあわせて枕売り場に、“古い枕を捨てる場所”を作って枕の買い替えプロモーションを展開しました。

プロモーションは5日間と短期だったそうですが、期間中の売上は“345%アップ”したそうです。
凄い成果ですよね!

このプロモーション、
『枕に賞味期限をつける』
というアイデアを思いついたことが凄いですよね!
普通は、まず思いつきません。

でも、僕が今回、みなさんにお伝えしたいのは、“アイデアが凄い”ことではなくて…


『枕の売り方を変えた』


という点です。

”枕には賞味期限がある”
ということを提案し、人々の認識を変えたことで、枕の買い替えが起こりました。

今回、枕を買い替えた人はきっと今後も頻繁に買い替えるでしょう。
また枕を買い替えなかった人も「近いうちに枕を買わなきゃ!」
と思ったことは想像に難くありません。

この「売り方を変える」ことを他の言い方にすると『提案方法を変える』ということ。
これは美容室でも応用できるのではないでしょうか。

たまには、美容室の常識や当たり前から一歩引いてみて、別の視点、角度から考えてみるのも良いのではないでしょうか?