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組合には「まつり」が必要だ

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月9日に行われた関東甲信越理容競技大会で、ニューメンズコレクションのショーステージが行われた。「おとなのメンズ、品格のあるメンズを提案して、理容業界のイメージアップをはかろう」と神奈川県の理容組合が発案した。

内容はチームKANAGAWAによる、新しいおとなの男のヘアスタイルを提案と、1都9県の各組合代表10人による、おとなの男のヘアスタイルを競い合う2部構成で行われた。
本田誠一氏(元全理連中央講師幹事長)の軽妙な司会も大きく貢献したが、なかなかの盛り上がりを見せた。

理容に限らず美容の競技大会でも出場する選手数は減る一方だ。以前は支部の予選会を経て組合の大会に出場し、そこで好成績を収めて全国大会に臨む、というのが若手技術者の一つの目標だったが、近年の若手は競技会に出たがらない。組合の大会ではわずか数名の選手で競う競技種目もある。

労多くして、得るものは? と損得勘定する、冷静な若者が増えたのかもしれない。競技会そのものがいまでは時代遅れ、のシロモノなのかもしれない。
とはいうものの、組合以外の団体が主催する競技会では、多くの出場者を集めている大会もある。要は、競技会もやり方次第、企画次第なのだろう。

組合主催の競技会は、勝てば世界大会・ヘアワールドへの出場が可能なこともセールスポイントになっているが、世界大会の作品をみると魅力は感じられない。浮世離れした作品ばかりで、少なくとも消費者にとっては「なにこれ?」的な印象を持つだけだろう。

その理容組合・美容組合の組合組織率が低下している。生衛16業種のなかでは、1位、2位の優等生だが年々低下し、理容組合は5割を超えているものの美容組合は3割を下回る。理容組合・美容組合以外は、さらに低い。
業界を代表する団体というなら、法にも定められている通り、5割以上の組織率がなければ、代表とはいいがたい。

組織率の低下は、競技会への出場選手の減少とあいまっているようにも見受けられる。
組合には、共済制度をはじめとする相互扶助的な制度や情報の共有、業者同士の交流、また栄典団体としての活動などがあり、これらの基本的な事業を充実させることは言うまでもなく重要なことだが、それと同時に加入したくなるような「華」というか「まつり」も必要だ。

以前は競技会が一つの「まつり」だったが、その「まつり」が廃れつつあるいま、それに代わる「まつり」を考えるか、競技会という「まつり」を魅力的なものに変える必要があるのだろう。
10月21日は理容、22日は美容の全国大会がある。年に一度の業界の「まつり」が盛り上がることを期待したい。

「理美容ニュース」

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