知識人と美容師を繋ぐソーシャルウェブマガジン

美歴マガジン記事一覧 » 『美容室の異業種間文化摩擦の根源は経営者の意識か。』
2014.10.31 Fri
『美容室の異業種間文化摩擦の根源は経営者の意識か。』
みなさん、こんにちは。
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部 石渡です。

ブログでプロ野球DeNAの球団再生についての記事を書きました。もしよければそちらもご参照ください。
『プロ野球の文化摩擦は美容室業界と同じか?』
http://ameblo.jp/biyoshimeikan/entry-11946194090.html

当たり前のことができていない可能性がある。

本記事では旧態依然、とまで言わなくても、ビジネス意識の低かった現場に対してKPIを設定して、それを遂行するための施策を実行して、振返りを行い、改善をして、新しいことにチャレンジするという企業としては至極当然のことをしてきた、と語られています。なんでこんなことすら行われて来なかったのか、とても疑問に思ってしまうのですが、現場の人の気持ちを考えると、ファンのことをもっともよく知っているのは自分たちだ、という自負があって、それを他人に、しかも実業でもないIT企業なんかにわかるか!?という側面が少しはあったのではないか、と思うわけです。

大昔のIT系企業はどうだったかわかりませんが、イマドキのIT企業(特に基幹系ではない、toCビジネス企業)は、ほかの企業に比べてもお客さんのことをよく研究していますし、顧客満足度を第一に考える企業が多いので、もしかしたら球団よりもお客様目線を理解している可能性があるわけです。

また私自身のことを考えても、他人のことはよく見えるのですが、自分のことになるとけっこう見えなくなる。冷静な分析と判断、計画が立てられなくなるのは、人間としてどうしようもないことなのかな、と諦めムードもあるのですが、それを払拭してくれるのが異文化の人の意見だったりするわけです。

これを美容室業界にあてはめてみるとどうでしょうか。プロ野球なんかは、リアルビジネスの最たるものだと思います。テレビの放送権なんて、今はほぼなし。となるとスタジアムの来場者売上とグッズ販売、あと少しの権利ビジネスというのが今の主力だとするならば、美容室のリアルなお客さんに対する仕組みと近しいものは感じると思うわけです。両方とも技術者ビジネスなので、この利益を最大化することの大切さには、異論はないのかな、と思います。

ほんの、ちょっとした意識が大きな谷間を作る。

翻って美容室が例えばIT企業と連携するとき、どんな意識でいらっしゃいますか??
業者のひとつ、と思ってませんか?

確かに業者っちゃー、業者なのですが、それであると受発注の関係性なので、あなたのアイデア以上の新しいアイデアや、連動してビジネスを最大化するという発想は生まれてきません。私が会う美容室経営者のうち、例えばIT企業を業者と捉えているか、パートナーとして捉えているかによって、大きく経営手法が変わっていることが多いわけです。

逆に言えば、業者然とした会社には業者として接すればいいと思います。業者以上のパフォーマンスを発揮できない会社であれば、そこまでの会社だと判断せざるを得ません。パートナーシップという関係になれば、双方がアイデアと労力を出し合うことで、それぞれの持ち味が発揮されて、利益を双方に最大化する話し合いがなされるはずなのです。それを発注者意識では片方からのニーズと、片方からの対策的なアイデアしか出ないわけです。

もしあなたがIT企業以上のIT知識があって、言うがままにやってくれればいい、というのであれば何も言うことはありませんが、もしそこまでの知見がないのであれば、双方の強みを引き出し合う関係性が必要になり、特に異文化を受け入れることになる美容室側には大きなチェンジが求められるのだと思います。

ここで「うちは美容室だから」なんてことを理由にしていては、これからの複合的な時代を生き抜けないと思ってしまいますし、イマドキ、一業態で成立するビジネスは少ないわけで、これからのさらに複雑化する社会状況を戦っていくのはとても難しいと感じてしまうわけです。

なんて偉そうなことをまたもや書いてしまいました。
ということで、うちも業者ではなくパートナーとしてお仕事をさせて頂きたいと思っています。(と、しれっと宣伝してみたりして)

株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣