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2014.10.28 Tue
『5年後のサロン集客は何が基準になるのか考えてみた。』
みなさん、こんにちは。
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部 石渡です。

専門家の方の「サロン集客セミナー」を受講させて頂きますと、今、自分がやらせて頂いているセミナーが、まぁまぁいいセンいっているなぁ、と安心するのですが、その内容としては、「いかにコンテンツをたくさん発信していくか」ということがポイントになっていることが多くて、それはそれで間違いないですし、サロンでの集客という結果にも繋がっているし、今のところ、もっとも効果的な方法論であることに反論は無いところです。ただちょっと先の市場、例えば5年後あたりを見てみたときに、ちょっと恐ろしいことになるなぁ、と思ってしまったのです。

例えば、そんなことはないのですが、すべての美容室が等しく、例えば某有名サロンのように月間数千枚の作品をアップしたり、毎日、大量のブログを更新したりし始めたら、ウェブ上の美容室に関わる情報量が今時点と比較にならないほど莫大な量になることは明らかであって、全国登録の22万店舗のうち、実働できる10万店舗でもその行動を起こしたとしたら、数億枚のスタイル写真がアップされることになると考えると、海が赤潮で真っ赤っかになるという恐ろしい事態が起こるのは必至です。

ま、今、このようなセミナーを受講している人たちは、いや、受講しているだけではダメで実践している人たちは、美容室業界においてはまだまだアーリーアダプターというポジショニングなのでしょうから、初期導入者利益を受けることができると思いますが、それだけではすぐに苦しくなることは火を見るよりも明らかです。今後、5年くらいを見据えた……(いや3年後くらいを見据えないと手遅れになるかな)、そんな対策を実行前もしくは初期段階から立てておかないと、いざというときに追いつかない状況になるのは明確です。

ウェブ系の多くのセミナーを拝見していて、いつも思うのが「有益なコンテンツを発信する」というキーワードです。コンテンツをいかに多く発信するかということに重きが置かれていて、セミナーは終了する場合が多いのですが、そのときに「有益なコンテンツを発信しましょう」と言われるわけです。私みたいな天邪鬼からすると、何が有益なコンテンツで、何が有益じゃないのさ!?とダメ受講生よろしく聞きたくなるのですが、美容師さんに対して”有益”なんてことを言うと、ヘアアレンジとかヘアケアとかヘアに関わるものですよね、的な話になっていくわけです。それはそれで間違っていないのですが、上に挙げたような、全国の美容師さんたちがヘアに関わる情報を発信したら、どこも同じような内容になっていくのは必然でして、みんな同じようなことを発信していたら、何が有益かよくわからなくなってくるわけです。

では、何が有益なのか、と考えてみたときに、必ずしも「お得な情報」、つまり「使える情報」だけが有益な情報ではないと思うのです。いや、もちろんお得な・使える情報は大事ですし、それも発信しないといけないのですが(美容師さんは素直なので、違うというとそのまま受け入れてしまうので)、使えない情報も大切なコンテンツだということなのです。

ではでは、使えない情報でも有益ってどういうことかと検討してみますと、あなた(美容師さん)が保証人となった情報ということだと思うのです。「あそこのお店は美味しい」というのもウェブ上で見るだけよりも、信頼できる友人が言ったほうが信憑性があるように、あの美容師さんの情報なら信頼しようという状態が重要になってくると思うわけです。

ではではでは、どうすれば信頼できる状態になるのか、ということになるのですが、これについては明確なのは「行動しているか、否か」です。食べたことないランチを紹介されても信用できないのと同じように、やったこともないことを言われても信頼性には繋がらないわけです。以前、airの木村さんが1000円カットに行かれた記事をアップされていて盛り上がっていましたが、超安直に言えばそういうことです。木村さんみたいになれ、というのではなく、その人、その人がギャランティできる情報をいかに発信できるかということがキーワードになっていくと思うのです。だからこそ、人間力を磨くことが大切でしょうし、いかに自分の興味をもつことに集中できるかということです。上っ面の技術はいくらでも売ってますけど、経験値、人間力は自ら身に付けないと増えないということだと思うのです。

今、多くのウェブセミナーでSEO対策だとか、集客の方法などをいっぱい発信されていると思います。それらはとても大事なことですし、超近未来へのベースになります。まずはそこを努力して、基礎となる筋力をつけるのは大事なことだと思います。ただ、その先にある次の市場動向を念頭においておかないと、そのときが来たときに「うわ、、またかよ、、めんどくせー」ってなってしまうと思うです。そうならないためにも……、昔の人はよく言いました「備えあれば患なし」です。
しかも難しいウェブなどの知識を無理矢理入れることよりも、自分の興味関心、そして人間力を今のうちから高めておくことです。そうすれば来たるべきタイミングに「あぁ、よかった」となるはずです。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部
BirekiMagazine編集部
石渡武臣