知識人と美容師を繋ぐソーシャルウェブマガジン

美歴マガジン記事一覧 » 『会話ができない美容師さん』
2014.10.15 Wed
『会話ができない美容師さん』
みなさん、こんにちは。
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部 石渡です。
人間はみんな違う生き物ってことを意識しないと、ですよね。





『会話ができない美容師さん』


「美容師さんを紹介してください」
かなりの数の一般女性から、こんな問合せを頂きます。ま、さすがにカフェオレアイコンさんやトイプーアイコンさんからの問合せには慣れましたが、彼女たちとやり取りをしているなかで頻繁に出てくるキーワードがありまして。それは「あまりお話しない人がいいです」ってことなんです。話すのが苦手という女性が多いのも確かで、何を話せばいいのか、緊張してしまうそうです。

ただ直接の知り合いの一般女性と話したときに、極、稀に言われるのが「美容師さんって会話が成り立たないよね」「こっちの話を聞いていないでしょ」という意見。これは聞き捨てならないのであります。同じ人間同士、会話が成り立たないなんてことあるのでしょうか。


……あるようですね……。

そもそも知識が足りない、社会のことを知らないという過去の環境に由来することもあるでしょう。それはそれで仕方ないと思うのであります。しかし、問題だと思うのは、それを隠す、、、または表面を取り繕って、知ったかぶる。これは良くない……。
知らないことは知らないこととして、知ったかぶりをしない(笑)。当たり前のことですが……。

では、知らないままで済ませていいのか、という問題が首をもたげてくるわけです。知らなかったらどうするのか。それは会話をするしかないですよね。

会話するしかないなら、聞けばいいのです。

相手に質問をすることは会話のスタートになるアクションです。ただ、「はい、いいえ」やひと言で答えられる質問をしないことです。せっかくの質問であっても、ひと言で終わってしまうと、余計に寂しさが残るもの。

なぜ? どうして? と聞くことで相手は話すことが増えます。それを聞けば良い。人間って話を聞くときは気を使いますが、話すときは気持ちよいもの。その気持ちよい状況を作ってあげればいいのだと思うのです。私も「教えてください」なんて言われたら話すのは気持ちいいものです。

このとき、最大の注意点は、“聞いたクセに聞き流していることがバレる”こと。

「あぁ〜、はいはい」「わかるわかる、ですよねぇ」みたいな返答は最悪。バレます。話を切り上げたいときは「勉強になります」「調べておきます」「ありがとうございました」と言いましょう。私も経験があるのですが、私が話している途中に、先輩に呼ばれてシャンプーに行っちゃったり……、ほかのことに気を取られたり……。とても切なくなります。

またインカムをつけているサロンさんは気をつけて欲しいのですが、(これも私の経験です……)私が話している途中にインカムに応答するのは止めてください。こっちも気を使って話しかけているのに、その言葉たちの立場がありません、私の立場も。

会話はキャッチボールなんて言いますが、お客さんに好きなようにお話をして頂く状況を作ること。これが大切です。そして相手が“しっかりと話してくれたかどうか”を判断するにはどうすればいいか、と言いますと、私の編集者の経験から言えるのは、相手とのお話が終わったあとに、「へぇ、この人って、こんな人だったのか」って、最初の印象と変わったかどうか、です。こちらが抱いている印象と会話をしたことによってイメージが変わるというのは、聞き出せた、話してくれた証拠だからです。

私が取材のとき、インタビューのとき、終わったあとに印象が変わっていたら、その取材は成功だったな、と思えるのです。もしかしたら、美容師さんも、この基準をひとつの目安にして頂ければ、お客さんも満足するコミュニケーションが取れているのではないでしょうか。

あ、眠りたい人もいると思いますので、そこはお気をつけ下さいませ。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部
BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣