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2014.02.15 Sat
いくつになっても働ける美容室企業へ「高年齢者雇用安定助成金(高年齢者活用促進コース)」
はい!こちら、越川社労士事務所です。

今回ご紹介する知って得する助成金・奨励金制度は、高年齢者雇用に関する助成金で、高年齢者雇用安定助成金です。本助成金は次の2つに分けられております。


  1. 1.高年齢者活用促進コース
  2. 2.高年齢者労働移動支援コース


今回は「1.高年齢者活用促進コース」をご紹介します。


老齢年金の支給開始年齢は段階的に引き上げられておりますが、そうなると60歳で定年退職した後、すぐに老齢年金が支給されず生活に困ってしまう可能性があるといった問題があります。そこで60歳定年後の再雇用制度導入に対する助成金や、定年年齢自体の引き上げに対する助成金といったものが長年にわたり支給されて参りました。


その流れをくんでいるのが今回の高年齢者雇用安定助成金の「1.高年齢者活用促進コース」ですが、これまでの再雇用制度や定年延長などといったものに比べると、少し変化球的な助成要件となっています。

具体的には、高年齢者活用促進措置として以下(1)~(4)に区分し、いずれかの措置を実施することを要件としており、企業毎に色々な考え方、捉え方の出来るものとなっていると思います。


(1) 新たな事業分野への進出等

(2) 機械設備、作業方法、作業環境の導入・改善

(3) 高年齢者の雇用管理制度の導入・見直し

(4) 定年の引上げ等


また、支給金額は支給対象経費の1/2(中小企業は2/3)で、上限500万円までとなっておりますので、高年齢者の多い企業にとっては面白い助成金であると思います。


それでは以下に概要等を御紹介させて頂きますので、ご覧ください。



【概要】

 高年齢者が意欲と能力がある限り年齢に関わりなくいきいきと働ける社会を構築していくために、高年齢者の活用促進のための雇用環境整備の措置(以下「活用促進措置」といいます。)を実施した事業主に対し、助成金を支給します。

※活用促進措置とは・・・・


①新たな事業分野への進出等

・高年齢者が働きやすい事業分野への進出(新分野進出)
・高年齢者の就労に向く作業の切り出し(職務再設計)


②機械設備の導入等

高年齢者が就労可能となるような

・機械設備の改善
・作業方法の改善
・作業環境の改善

③高年齢者の雇用管理制度の整備

・高年齢者に関する賃金制度・能力評価制度などの構築
・短時間勤務制度・在宅勤務制度の導入
・専門職制度の導入
・研修等能力開発プログラムの開発 など


④70歳以上まで働ける制度の導入

・70歳以上への定年の引上げ
・定年の定めの廃止
・65歳以上への定年の引上げ及び希望者全員70歳以上までの継続雇用制度の導入

【支給対象経費および支給額】

1.支給対象経費
高年齢者活用促進措置の実施に要した経費で、計画実施期間内に着手し、支給申請日までに支払いが完了したものに限ります。

2.上限500万円で、支給対象経費の1/2(中小企業は2/3)を支給します(千円未満は切捨て)。ただし、当該高年齢者活用促進措置の対象となる、1年以上継続して雇用している60歳以上の雇用保険被保険者1人につき20万円を上限とします。


【受給できる事業主】

次の①から⑥までのいずれにも該当する事業主に対して支給します。


①雇用保険適用事業所の事業主であること
②環境整備計画を機構理事長に提出し、計画認定を受けていること
③認定された環境整備計画に基づき、環境整備計画の実施期間内に、前述の活用促進措置のいずれかを実施した事業主であること。
④環境整備計画書提出日から起算して1年前の日から支給申請日の前日までの間に、高齢法第8条および第9条を遵守していること。
⑤支給申請日の前日において、1年以上継続して雇用されている60歳以上の雇用保険被保険者が1人以上いること
⑥高年齢者活用促進措置の実施に必要な許認可等を受けていること


以上が「高年齢者雇用安定助成金「1 高年齢者活用促進コース」の概要等です。

ここで御紹介させていただいたほかにも助成金・奨励金申請上の詳細な要件がございますので、実際に申請される場合は御注意下さい。