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2013.10.31 Thu
みんなのメイク鈴木健吾さん「美容室が動画で集客する時代到来の予感」
毎月1回、日本の明日を担う企業人のインタビューを配信していきます。企業のトップとして、プロジェクトのリーダーとして、成功を収める人物の話には、様々なヒントが隠されています。

今回は、株式会社スタイリングライフ・ホールディングスが運営する、みんなで作るメイク動画の投稿サイト「みんなのメイク」の責任者である鈴木健吾さんのインタビューをお送りします。

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クックパッドをベンチマークに

–事業概要をお聞かせください。

スタイリングライフ・ホールディングスは、複数の事業領域において事業を展開している会社です。軸となる事業は、輸入雑貨小売業や 化粧品の製造販売業などで、いずれにも共通するのが、「女性」「化粧品」というキーワードでした。

そういった環境の中で「みんなのメイク」は、“グループ内の資産を有効活用し、新たな価値を生み出していこう”という趣旨の社内公募から誕生しました。
2011年の3月にプロジェクトが承認され、翌4月から始動、2012年3月にグランドオープンしました。

「みんなのメイク」から世の女性へ、メイクのちょっとしたコツや新しいメイクのたのしみ方を提供していきたいと考えています。


–「みんなのメイク」は“WEB“と“メイク”、そして“動画”を組み合わせた、特徴あるメディアです。何故そこに着目したのですか?

まず、女性に対して、これからも伸びていくであろう“WEB”サービスを提供したいと考えました。そして、女性向けであるということと、弊社が輸入雑貨小売の「PLAZA」や 化粧品の製造メーカーの「BCLカンパニー」を展開していることから、“メイク”に着目しました。

WEBで求められるコンテンツは何かと考えた時、ベンチマークにしたのはクックパッドです。
“企業としての取り組みを入れながらも、あくまでユーザーが発信するサイト”というスタイルがとても参考になりました。

当初は写真やテキストでの投稿も考えていましたが、いろいろとリサーチしたところ、アメリカを中心に海外では、一個人が動画を発信する文化が確立されていて、中でもメイク動画が流行っているということを知りました。

やるなら特徴があった方がいいということで、“動画”に特化することにしました。
ただ、立ち上げる時は少なかった動画に特化したサイトも、最近は急激に増えてきています。


身近な人の“キレイ”はマネできる

–動画に特化したサイトが増えてきたということですが、それらのサイトとの差別化をどのようにしてはかっていますか?

「みんなのメイク」はその名の通り、“みんな”でつくり上げていくことをポリシーにしています。

年齢も職業も住んでいる国も関係なく、多くの女性がメイクの楽しみをシェアすることができるサイトを目指しています。

ジャンルを限定せず幅広くユーザー発のメイクを掲載しているサイトは他にないと思います。


–昨年末より、多くのメディアで“動ガール”が取り上げられています。自ら動画を作って発信する女性を“動ガール”と名付けたのは「みんなのメイク」だと伺いました。

そうですね。メイクを投稿してくれる女性を称する、キャッチーな単語が欲しかったんです。

自ら動画を作って発信する人をアメリカではYouTuber(ユーチューバー)と呼ぶのですが、それは日本人に馴染みにくいと思いました。いろいろ考えた中で“動ガール”が一番しっくりきたんです(笑)


–“動ガール”のほとんどが素人の方だと思うのですが、素人の方がアップした動画が注目され、支持される理由はどこにあると思いますか?

「PLAZA」のお客様に対してアンケートを実施したことがあるのですが、「どういった人のメイクを参考にしていますか?」という質問に対して、メイクアップアーティストやタレントと答える人と“身近にいるキレイな女性”と答える人が同じくらいいました。

メイクアップアーティストやタレントのメイクはハードルが高いのに対して、身近にいるキレイな人のメイクには親近感がわきやすく、「マネできそう」と思えるんだと思います。

YouTubeを観るのが一番わかりやすいと思うんですが、メーカーのCMの再生回数より、佐々木あさひさんをはじめとする“動ガール”の再生回数の方が圧倒的に多いんですね。そういうところからもニーズが伺えます。