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2013.09.24 Tue
時代の流れを読む美容室経営を考えようII(どうして理容室が苦しいのか)
めまぐるしく変わる経済環境にどのように対応するのか。
経営者の皆様は、日々の経営に追われながら、悩んでいるのではないでしょうか。

前回は、「ライバルは誰?!」ということで牛丼チェーンの安売り競争を取り上げました。

今回のテーマは、「時代の流れを読む美容室経営Ⅱ(どうして理容室が苦しいのか)」です。

どうして理容室が苦しいのか

バブル崩壊後の日本は、失われた20年と言われることがあります。

なぜ、失われた20年と言われるのでしょうか。

国税庁の統計に、民間給与の実態調査というものがあります。

国税庁のデータですから、非常に信頼度が高いです。

その中に、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与のデータがあります。

平成2年425万2千円、平成3年446万6千円、平成4年455万0千円、平成5年452万2千円、そして平成6年は455万5千円でした。

それが、平成19年437万2千円、平成20年429万6千円、平成21年405万9千円、平成22年412万0千円、そして平成23年は409万0千円なのです。

ここ20年の給与は、増えるどころか減っているのです。

大企業は、原価や人件費、交際費などの経費を削減して利益を出しているのです。

このデータから皆様は何を考えますか?

私は、お父さんのお小遣いを考えました。

新生銀行の調査「サラリーマンのお小遣い調査30年白書」によりますと、

平成2年77,725円、平成4年69,900円、平成7年58,550円、平成8年60,800円、そして平成9年は67,725円でした。

それが、平成19年49,736円、平成20年45,825円、平成21年45,775円、平成22年41,910円、そして平成23年は38,855円なのです。

やはり、給与収入が減れば、残念ながらお父さんのお小遣いが減ります。

次に、お父さんのお小遣いの使い道を考えてみましょう。

ヤフー知恵袋によりますと、昼食代、飲み代、散髪代、そして、タバコ代などとなっています。

お小遣いが減っていますので、昼食代は700円台からワンコインに、あるいは弁当持参などに変わっています。

飲み代は低価格居酒屋を利用するほか、回数を減らしています。

そのような流れの中で、散髪代の節約に動くのは必然でしょう。

お小遣いの減ったお父さんたちは、その対策、節約のため理容室から低価格カット店に、シフトしているのです。

このような動きを読んで、低価格カット店に力を入れた理容室、美容室があるのはご存じの通りです。

いつの時代もそうですが、しっかり勉強をして努力した人が生き残ります。
時代の流れは速く、世の中は激動の時代なのです。
努力は人を裏切らない、私と一緒に勉強しましょう。