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2013.08.31 Sat
ウエディングパーク日紫喜社長「これからは、情報をうまくコントロールできる美容師さんが勝てる時代になっていく!」
毎月1回、日本の明日を担う企業人のインタビューを配信していきます。企業のトップとして、プロジェクトのリーダーとして、成功を収める人物の話には、様々なヒントが隠されています。

今回は、日本最大級の結婚式場クチコミサイト「ウエディングパーク」を運営する、株式会社ウエディングパークの日紫喜誠吾社長のインタビューをお送りします。

ウエディングパーク日紫喜誠吾


ウエディングは天命だった

–事業概要についてお聞かせ下さい。

結婚式場選びに役立つ情報をWEB上で展開しています。

式場情報といえば、結婚情報誌を思い浮かべる方が多いと思いますが、雑誌は、掲載数に限りがあります。我々はWEBの強みを生かし、全国約4500(※2013年8月現在)の式場情報をデーターベース化し、雑誌との差別化を図っています。また、カップルはもちろん、参列者のクチコミも掲載し、多くの情報から式場を比較検討できるようにしています。

情報の量と正確性から、カップルはもちろんのこと、 ブライダル業界の企業様からも信頼をいただいております。

–御社は、「アメブロ」などを運営する、サイバーエージェント(以下、CA)の子会社だと伺いしました。CAによる子会社化の背景をお聞かせ下さい。

2003年末くらいに、CAがインターネットメディア事業を主力にすることを決め、いくつかメディアを立ち上げました。一番大きなメディアが「アメブロ」でした。

他にも、不動産メディアや転職メディアなどを作ったのですが、その中の一つがウエディングパークでした。当時はネットに注力しているウエディングメディアは少なく、チャンスでした。

ウエディングのメディアをやるとなると、式場のデーターベースが必要となりますが、当時Google で「結婚式場」と検索すると、1位がこのウエディングパークのサイトだったんです。SEOで1位と強かったのですが、サイト自体はまだまだ改善する余地があって、まさに“種”でした。CA代表取締役社長の藤田の目に留まり、ウエディングパークを作ったイーベントという会社に打診をしたところ、是非一緒にやりましょうということで、株式を取得して100%子会社にしました。

100%子会社になるということで、CAから責任者を送ることになり、私が藤田に呼ばれて抜擢されました。私は学生時代からずっと、人に感動してもらえるようなサービスを創りたいと考えていたので、このお話をいただいた時は、天命だと思いました。ウエディングは誰もが疑う余地のない、感動の瞬間ですからね。

クチコミサービス開始、しかし業界からの反応は…

–買収前のウエディングパークは「まだまだ改善する余地があった」とのことですが、買収後、どのような改善を図りましたか?

買収後から、クチコミサイトとしてスタートさせました。ユーザーからの支持を得るために、他にはない強みを持つ必要があるということで、 当時「@cosme」や「みんなの就職活動日記」などのクチコミサイトがうまくいっている時期だったので、クチコミを採用しました。

ウエディングはイメージが大事なので、「柱が邪魔で、実は新郎新婦が見えにくい」とか「意外とアクセスが大変だから、お祖父ちゃんお祖母ちゃんに来てもらうのは大変だよ」など、今まで式場へ行かないとわからなかった情報が、オープンになっていったことによって、式場様からのクレームが多く大変でした。

–-そのような出来事がありながら、何故クチコミをやめなかったのですか?

当時、カップルにとって必要な情報が本当になかったんです。また、多くのカップルが結婚式は一度しか経験しないので、一見さんが多く、業界の体質として、お客様の不満を解消しようという意識が薄いと感じていました。ウエディングパークのユーザーが増え、且つ業界がよりよい方向に進むためには、ユーザーが信頼できる情報を提供するしかないと思いました。

ウエディングパークに投稿されたクチコミは全て目視で確認、管理しています。誹謗中傷以外の事実に基づくクチコミは全て掲載しています。式場側の理由でクチコミを削除してほしい、と依頼があった事もありますが、お断りしました。ユーザーにとって、そしてウエディング業界にとっていいメディアを作ることだけを考えてきましたね。

その甲斐あって、ユーザーも増え、業界にもご理解いただけるようになりました。今では、「クチコミを参考にして、自社の改善に役立てています」というお声をいただくことや、「どういう分析をしたらよいのでしょうか」とクチコミの見方についてアドバイスを求められることが増えてきました。信念を貫いてきてよかったと思います。