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2013.10.02 Wed
少数精鋭で業界のスターを目指す
第7回「採用・育成 成功のヒミツ supported by リジョブ 」は、東京・表参道のトップサロンの一つ、「NEWS HOTEL」です。
代表取締役の山浦さんにお話を伺いました。


写真山浦



業界のスターとなる美容師を育てる


–経営で大事にしている理念、考えをお聞かせください。

一流になりたい、有名になりたい、トップになりたいと強く志すプロフェッショナルが集まるサロンにする、という考えを大事にしています。

今の時代は、多店舗展開して、美容師もしっかり休みが取れ、安定できて、というのが主流だと思いますが、私たちはそうではない路線です。 どんどん上を目指して、ヘアメイクの仕事や雑誌の仕事などをつかみ、業界のスターを目指せるサロン経営をしています。

–スターを育成する教育とは、どういったものなのでしょうか。

私たちは”個性”や”才能”で勝負していますから、きっちりとしたマニュアルをたくさん揃えている訳ではありません。私たちの店に、マニュアル的なものは向かないのです。

それぞれの能力や才能に併せて、先輩や幹部による個別指導を大事にしています。


–人材採用の方針についてもお聞かせください。


普通の美容師になりたくない! という考えを持っているかどうか、です(笑)

サロンでお客様の施術をするだけでなく、ヘアメイクをしたり、雑誌に出て、トップを目指したい、という強い気持ちを持っている人でないと、私たちのお店で仕事をするには難しいと思います。

また、店舗展開をしないし、すべきでないと考えているので、大量採用はしていません。まさに、少数精鋭のプロフェッショナル集団です。



「どういう美容師になりたいか」を考えて選択を



–今後の美容業界の展望をどう見ていらっしゃるのでしょうか。


業界全体は、今後ますます厳しくなるでしょう。 伸びるとしたら、居抜き物件などを活用し、設備投資にお金をかけずに上手く店舗を展開できる企業というのが、一つの条件になると考えます。

ただし、居抜き物件で店舗展開すると、お店のブランドを表現するのが難しいです。外食産業であれば、店の外観が違っても、メニューが統一化されていれば、ブランドは作れますが、 美容室はそうはいきません。その課題をどう解決するかが重要だと思います。

次に教育です。この業界は、スタイリストになるのに、大体3、4年かけるのが一般的です。しかも、美容学校に2年間通った上でです。生産性が良くない業界です。この点を教育でどう解決できるかが、勝ち残っていくためには重要なキーになると思います。


–最近はトータルビューティで高付加価値を、という企業が増えていますが、その点はどうお考えですか?


確かに増えていますし、今後も増えるでしょう。 ただ、そういうお店は、多店舗展開をすべきではないと思います。 高級フレンチが多くの店舗を展開することはないですよね。それと同じだと思います。数多く店舗を出すのであれば、リーズナブル路線で勝負すべきだと思います。

日本社会は、なかなか技術者を認めてくれません。 美容師歴10年の人と、2、3年の人の施術料金の差は、たかだか1,000~2,000円程度です。一方、ニューヨークでは、2倍程差があるのが当たり前です。

美容師だけではなく、色々な歴史的背景から、日本は技術者が評価されにくい社会なのだと思います。ですから、日本で美容師が技術面でより高い価値をお客様に認めてもらうことは、とても難しい挑戦です。

若い美容師さんには、「どういう美容師になりたいのか」をしっかりと考えてほしいです。スターを目指したいのであれば、私たちのような美容室でチャレンジしてほしいですし、安定を目指すならそれに合った美容室を見極めて、選択して欲しいです。


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