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コロナ時代のニューノーマルがどのように美容室ビジネスを変えるか?

メディアが頻繁に言い始めたら、それは既定路線ということ

大型連休が終わり、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が延長されました。
中国が韓国だけでなく、ヨーロッパ、そしてアメリカでも経済封鎖が徐々に解除され始めました。
これは、感染死よりも経済死を防ぐために世界中の政府がコロナとともに生きていくことを選択したことを物語っています。
メディアでは、「ニューノーマル」(新しい普通)という言葉が頻繁に聞かれるようになり、今の生活がすでに当たり前になりつつあります。
飲食店の友人たちやそこに集う顧客たちの話を聞いても、今をどうやり過ごすか、なんなら楽しむか、ということが重要視されています。
不思議なもので、人間はだんだんと環境に慣れていくものです。
本格的に慣れ始めると、以前の生活を忘れてしまいます。
そして以前の古い習慣に嫌悪感すら感じることがあるでしょう。
お店に人が行列するのは、よく目にする光景でした。
しかし、これからは、その光景に対して嫌悪感を覚えるようになるでしょう。
これが新しい普通の生活です。

 

このニューノーマルが定着し始めると、恐らく、多くの概念が変わってくると思います。
人と人の距離を保ったり、衛生管理に意識が高まったり、もっと言えば、物事の選択が厳しくなると思います。
それは今のような、「いつ、どこで、なんでも」できるころには意識しなかった、
「ものへのこだわり」
が生まれるからです。
忙しくて、今まで簡単に済ませていた食事を、それしか楽しみがないからこだわる。
美味しいものはデリバリーでやってくることを知った人々は、
よりよいもの、これは品質とか高価という意味ではなく、「自分にとって」よりよいものを求めるようになるでしょう。
大量消費よりも、より自分のためになるものを選ぶ、
それが普通になるのではないでしょうか。

 

ニューノーマルが変える働き方

さらに働き方も変わってくるでしょう。
今、一般企業の多くの経営者は感じているはずです。
こんなときに、自宅でも数字をあげられるやつとそうでないやつがいることに。
以前の記事でリモートワークの話を書きましたが、目の前にいない人間がどんな仕事をしているか。
メンバーシップ型雇用が美容室企業の成長を妨げる?

それは結果でしか判断がつきません。
結果とは売上だけでなく、どんな効果を会社に与えてくれているか、です。
しっかりと効果を出してくれていれば、どこで仕事をしていても構わない。
それどころか、会社にいないほうが効果があがることがある。
テレビで某大企業の社長がリモートワークで売上をあげた社員に聞いたそうです。
なんで家で仕事をしていたのに、業績が伸びたの?
そうするとその社員は答えました。

「仕事に集中できたからです」

いかに社内にいると余計なことが多いのか。
メンバーシップ型社員に足をひっぱられているのかを如実に現す話です。
目の前にいなくても、効果を出してくれていればいいのです。
経営者や管理者は、これを見極める能力も問われるようになります。
リモートワークの場合、デジタルツールを使うことが多いでしょうから、
デジタルに関わる能力も問われるようになるでしょう。

 

ニューノーマルに適応できるのはどんな美容室?

このニューノーマル時代を前提として美容室企業はどのように変化していくのか。
いくつか妄想してみます。
まずお客様の優先順位が変わり始めるはずです。
今はコロナ対策がされているか、が重要度としては高いでしょう。
落ち着いてきたら衛生管理がしっかりしているか、がそれに取って代わります。
衛生管理は、美容室では当然のようにやっているはずですが、
それが目に見えて行われているかどうか、が重要になるはずです。
いきつけの居酒屋でも、今まではあまり気にしていなかったのに、
消毒や衛生管理に気をつけている行動が見えたら意外な好感を覚えるはずです。

これは、結局のところ、どこに由来するのか。
それは安心・安全つまり信頼です。
技術は大事ですが、その前に、信頼ができる人かどうか。
ここに意識が集まってくるでしょう。
信頼とはすぐには構築できません。
なんども、何度でも、丁寧に発信し続けることが大事です。
それで何度も触れることで、相手は信頼を与えてくれます。
デザインの発信よりも、安心・安全の発信が集客につながるはずです。

 

「今」に流されると、あとあとの変更がきかない

今、お客様が長時間の滞在をしたくないだろう、ということで、
クイックメニューを推しているサロンさんを多く見かけます。
カラー専門店の人に聞いても、そのようなニーズはあるそうです。
しかし、私はあまりオススメできません。
顧客の話をもっと深く聞いてみると、早いことよりも、
感染防止策をしていることのほうが重要だそうです。
クイックメニューが主流でいられるのは、感染拡大期間の今だけです。
落ち着いて来て、ニューノーマルになったら、
それは信頼を得られないメニューになると思います。
個室型サロン、マンツーマンサロンはコロナ期であっても、人気だそうです。
検索でも、個室というのが上位に上がって来ます。
三密になりそうでは?と思ってしまうのですが、
マンツーマンの個室であれば、感染防止策をしっかりしているだろう、
という考えが生まれているのではないでしょうか?

 

そして経営的に言えば、一気に進んだのがデジタル化です。
政府がデジタル化を強く推奨しています。
多くの人が、マイナンバーに登録しておけばよかった、と思っているのではないでしょうか?
デリバリーの充実さに驚いているのではないでしょうか?
家でモノが買える便利さを享受しているのではないでしょうか?

それによって時間が短縮され、ほかにやりたいことに時間が使えるようになる。
Netflixを見る人がいれば、読書をする人がいる。
ECで済ませられるのであれば、それがいかに便利であるか。
人は知ってしまったのです。

いやいや、お店で迷う楽しさもあるでしょ?
そうですね、確かにあります。
しかし、長時間の滞在はしたくないのです。
触らないとわからないものでなければ、
誰かが推薦してくれれば、自分のことをよく知っている人が教えてくれればいいのです。
つまり、ECも、お客さんが探す時代から、よりひとりひとりにマッチしたレコメンドされる時代に入ります。
その情報が欲しいので、よりSNSが重視されるようになり、購買層の動向にさらに大きく影響を及ぼすようになります。

 

もっとも大きいのは、消費者の居場所が大きく変わった

つまり、消費者のステージが自宅になった、ということです。
派手派手しいパッケージの商品は、小売店の棚に並び自己主張してきます。
今まではそれでもよかったのですが、今は、自分の家にあってもいい、
それがパッケージ選択のポイントになるでしょう。

そうはいっても、外出できれば、外に出るよ。
ええ、出ると思います。
しかしながら、家で楽しまないといけないコロナ期を過ごしてしまい、
家の居心地をみんな追求してしまっているのです。
今までよりも、自宅で過ごす時間が増えるはずです。
そこを輝かせないといけないマインドになるはずです。

ずらずらと書きたいことを書きなぐりましたが、、、ちょっとまとめてみると。

 

・デザイン性より安全性

デザインは重要ですが、優先順位が安心・安全(信頼性)になる

・自宅がメインステージ

外出機会が確実に減って、家にいて心地よいことを大事にする機会が増える

・EC化率が一気に進む

運んで来てもらえるものは、それが便利。自分の時間を過ごしたい

・デジタルとアナログが融合する

モノはスマホで購入するけど、その向こう側で人が選んで欲しい

 

美容室企業にあてはめてみると、、、

人柄をもっと押し出したほうがいい。
技術は大事だけど、信頼できる人なのか、が見たい。
(SNSなどの発信が大事になってくる)

派手さ、よりも素材的な美しさを求めるようになる。
ヘアカラーのトレンドが大きく変わる?
自宅でできるケアなどを求めるようになる。
でもそれは、ホームカラーではなく、本物さ、がポイント。

お店で商品を買わずに、自宅に郵送して欲しい。
たくさんの荷物を持ち歩かなくなる。
キャッシュレスが進むので、あとで買い(EC)な人が増える。
ラインナップを見たくなる。

自分のことを知っている誰か、もしくは、専門家に選んで欲しい。
お店で自分で選ぶと、いつものものを選びがち。
せっかくなので、新しい世界に触れたい。でも、不安。
自分を知っている専門家が選んでくれたら値段はあまり関係ない。

ごく当然の流れですが、このようになってくるのではないでしょうか。
ニューノーマルな時代がもう来月くらいには訪れます。
そのとき、どんな対応ができるか。
環境適応できるか、で生き残れるかどうかが決まってくると思います。

新たに始まる時代をどのように生き抜いていくか。
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