コロナが終わって、美容室企業が生き残れる唯一の方法。
コロナが終わって、美容室企業が生き残る唯一の方法
はい、いつもの通り、おおげさなタイトルです。
今、このコロナ禍のなかにあって色々と考えました。
いくつかの美容室経営者さんたちと議論してみたり、
様々な方面から話をしていて。
結局、個人的に行き着いた答えというのは……。
「企業の巨大化」
です。
200人規模で大きな企業と言われる美容室ですが、恐らく100人〜300人くらいがもっとも効率が悪くなっているのではないでしょうか。
なので、私が目指すべき”巨大化”とは1,000人規模です。
なぜ小規模じゃいけないのか
かねてから言ってきていることなのですが、何はともあれ大きい方がいいと思っています。もちろんリスクも大きくなりますが、人間が直に、接しないといけない美容室の場合、多くの従業員がいて、仕事に参加していて、支え合う仕組みづくりが重要だと思っています。
いざというときに、助けられる程度の人数がいないと、ウィルスだけでなく、自然災害や恐慌とか、それこそ体調不良のときにも支えることができない。(もちろん、コロナウィルスみたいに誰もが仕事ができなくなると人件費というリスクが増大します。これの対処は後ほど。)
美容師は技術職だから大きくなる必要はない
私は美容師が夢に出てくるくらい美容師という仕事に憧れがあります。
が、しかし、一子相伝みたいな美容師技術を背中で教えていき、少数精鋭で戦うことには反対です。 もちろん、カット10万円の技術、というのであれば、話は少し変わってきますが、その領域に達するまでどれだけの時間とコストがかかるか。
重要無形文化財になって、文化庁に守られるレベルであれば、それも良いでしょうが、ビジネスを考えたら、そうもいきません。
そして、技術だけを事業の軸に置くと、会社を大きくすることができません。
(技術が大事じゃないとは言ってません。これからの時代、技術がない美容室は厳しくなります)
なぜ日本は先進国の中でこれほど生産性が低いのか
最近、日本の生産性が低い、なんて話がよくでます。
安倍政権も日本の生産性を高めようと働き方改革なんかをしています。
(単純に労働時間を減らしてら生産性が高まる、というのなら簡単なのですが。。。。)
日本は世界3位の経済大国です。
にもかかわらず、生産性は先進国で最下位。
「日本はおもてなしの心があるからよけいな利益は取らないの」
「真面目だから働きすぎなんだよね」
という日本人のメンタリティや文化に話をすりかえようとしますが、実際はそんなことではないと思います。
そんなとき、
「日本は技術力があるから世界第3位の経済大国になれたんだ」
「技術大国日本」
なんて言い方をする人もいます。
技術力が高いから世界3位なのではありません。
技術力だけならば、世界に優れた国はたくさんあります。
ごまかされてはいけません。
日本が第3位なのは、人口が多いからです。
意外と知らない人が多いのですが、世界で人口が1億人を超える国ってのは少ないのです。つまり国内市場が大きくて、お金を使うのは国内で、という国民が多いから経済大国なのです。
もっとこの技術力を海外に販売する能力や世界をかけまわる企業が多ければ、もっと国際競争力がついて、経済力は高まるはずでしょう。(ま、それは政治の仕事なんだと思いますが)
世界の経済学者のなかには、日本の生産性を高めるためには、大企業を増やすべきだ、という人も多くいます。理屈は簡単です。100万円の経費を、10人で負担するのと、100人で負担するのとでは、ひとりひとりの負担額が大きく変わるので、ひとりひとりの給料を多く払えるし、生産性も高まる、ということです。
では、美容室企業が大きくなったらどうなるの?
美容室企業は大きくなることによって可能性が広がります。
美容師以外を雇用することで、技術者のエゴが薄まります。
視野が広がります。
合理性が高くなります。
その結果、ブランド力を高める必要性が高まります。(非美容師が企業のブランド力を求めるから)
技術が問われるようになります。
売上があがります。
平均給与を抑えることができます。(非美容師は固定給なので、売上によって給与は増えない)
利益率が高まります。
詳しくは後述しますが、できることの幅が広がるはずです。
アフターコロナ?ウィズコロナ?どっちでもいいけど。
まず、コロナが収束したら、社会の構造が大きく変わります。
コロナで自粛、在宅、テレワークなどなどほとんどの国民のライフスタイルが大きく変わりました。それにあわせてマインドも大きく変わるはずです。
これまでよりも、よりマインドがマーケティングのなかで重要視されるようになるでしょう。
効果効能よりも、地球に優しい、人に優しい、社会に優しい。
阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、911、東日本大震災、、などなど大きな人に影響する事態が発生すると、世の中の構造は大きく変化します。
それは人の心が変化するからです。
恐らく、このコロナは完全に消えることはなく、数年間は定期的に猛威を振るうことになるでしょう。治療薬が確立されて、ワクチンが開発されてやっとインフルエンザと同じ程度に収束していくのでしょう。
そして、このマインド転換はゆるやかに、定着していくと思います。
美容室市場も避けられないパラダイムシフト
美容室業界に目を向けると、その収束の過程で、多くの美容室が廃業してしまうでしょう。
(残念ながら美容室だけでなく多くの業種において、、、)
そして多くの美容師達が新たな職を求めることになるでしょう。
そのときに、市場に溢れた美容師達をどこが受け入れるのか。
既存の美容室企業かもしれませんし、これを好機と見た異業種かもしれません。
2020年の夏から2021年初春にかけて溢れてくる美容師求人をどこか吸収するのか、が今後の趨勢を明確にすることでしょう。
では、美容室企業としてどう巨大化すればいいのか?
じゃ、どんな風に巨大化するのがいいのか。
以下の7つの領域で考えてみます。
(1)従業員構成
(2)労働生産性
(3)労働参加率
(4)高次元教育
(5)資源整理
(6)顧客分析
(7)多面的戦略
……今回の記事はここまでにさせて頂きます。続きは、明日、公開します。
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