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 有料 2015.06.28 Sun
『どうすれば社員の意識を高めることができるのか、という話。』



美容室経営者から相談を受けることが多い。
どんな内容が多いのか。
経営やWEB戦略、人間関係、撮影までと幅広いが、
意外ともっとも多いのは、


「スタッフのモチベーションを高めたい」

という類いのものだ。

では、そのためにはどうしたらいいか?


店でモチベーションアップの話をして欲しい、
スタッフにモチベーションが上がる話をしてくれ、
などという相談や依頼が多い。


率直に申し上げて、
この経営者さんたちが言うところの
”モチベーションを上げる”ことは簡単だ。

しかし、私が考えるところの、
”モチベーションを上げる”ことは困難だ。
もしそれが簡単にできたら、
私は違う仕事をした方が儲かる。

この経営者の言うモチベーションと、
私が考えるモチベーションの違いとは?


相談してくる経営者たちの言う
モチベーションとは、
多くの場合、”仕事に対するテンション”だ。
以前もコラムに書いたのだが、
モチベーションとテンションは違う。

モチベーションとは動機付けだ。
仕事をする動機を与えて、
働くことに目的を持たせることが、
モチベーションをつけることだ。
と、私は理解している。

そう考えると、
外部の私がモチベーションを高めるのは困難だ。

また経営者がテンションではなく、
高い意識を与えて欲しい、という場合も多い。
スタッフの意識が低いので、
意識改革をしたい、というものだ。

これも同様でテンションを高めることはできる。
しかし、
本質的な意味での意識を改革するのは難しい。
なにせ、
人間の意識なんてそんなに簡単に改革されない。

私がイチローだったら、
野球ファンのスタッフの意識を改革できるかもしれない。
しかし、残念ながら私はイチローではない。
そして低い意識の人たちの意識を高めるのは、
専門家でも難しいテクニックだ。
いや、その瞬間の意識を高めるのはできるかもしれない。
しかし、これを継続させることが難しい。


私の少ない経験から言って、
意識が高いスタッフが多い美容室と、
意識が低いスタッフが多い美容室の違いは、
意識を高めるようなシステムがあるか否か。
これに尽きると思っている。

イケイケどんどんの営業会社や証券会社でもない限り、
高い意識で仕事をし続けるのは難しい。
それを意識だけで継続的に変化させるのは、
とてもハードルが高い。

継続的に意識を変えさせていくのに必要なのは、
想いや理念や気合いだけでは難しい。
意識が高まる社内システムを構築すること。
このほうが確実に継続的に意識を高める下地ができる。

社内のシステムはこれまで通り、
でも意識だけ高めろ!というのは、
経営者にとって都合のいい方法だ。
そんな話はない。
(もしくは継続されない)

もし意識を高めたいのであれば、
社内のシステムを変更すること、
これに尽きるのではないだろうか。
高い意識を与えることはできなくても、
意識を高める組織、
システムを作ることなら、
私にも支援できると思うのだ。



このようにシステム化することで、
意識は無意識のうちに醸成される。
ということだろうか。


と、今日も偉そうに申し訳ありません。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣





「美容室のウェブサイトに必要なのは莫大なアクセス数ではなく……、という話。」