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美歴マガジン記事一覧 » 『紙カルテと電子カルテの賢い関係。電子カルテの使い方〜現場の声02〜』
2015.06.08 Mon
『紙カルテと電子カルテの賢い関係。電子カルテの使い方〜現場の声02〜』




弊社の電子カルテは、
アプリ化されています。

お客様とカルテを共有することで、
髪の品質を継続的に管理し、
それをお客様と共有することで、
顧客支援に使ってもらうことが、
ひとつの目的になっています。

しかし、
これは使い方の一端に過ぎず。
各社によって、その目的は様々。

あるサロンのオーナーさんと
電子カルテの使い方について話していました。

オーナー
「うちは紙カルテを大事にしたいんだよね」

「そりゃそうですよね。
手書きの効能はとても大切です」

オーナー
「でもさ、正直なところ、
書くヤツと書かないヤツがいて。
また書くときと、書かないときがあって……」

「あら………、ま、忙しいですもんね……」

オーナー
「忙しいって理由にならないよね。
それに書いても、そのまま棚にしまうだけ……」

「あらら……。生かしてないんですね。
紙代がもったいない」

オーナー
「そうなんだよね。
せっかく書いても、書くことが目的になってて
それを何に生かすかできてない」


こんな会話がありました。
お客様の対応だけでなく、練習や撮影など、
ひっきりなしにすることがある美容師にとって、
やはり後回しになりがちな作業ですよね。

そこにうちみたいな電子カルテが入ったら………
手書きしたのに、さらにスマホに打つの?
2度手間じゃない?
ってなりますよね。

私だって報告書を手書きした後に、
データに打ち直すなんてことがあったら、
どっちかはやらないくなりますね。

まず、大前提として検討したのが、

なぜ、カルテが必要なのか?

でした。
そのサロンのケースで言えば、
前回のカルテをすぐに見直すこと。

見直すことで、
今回の提案や前回、話した内容、
さらに提案した商品のこと、
それに対するお客様の反応などを、
確認して、今回の施術に生かす。

これが最大の目的でした。

では、電子化したら改善されるのか。

まず手間という部分で、
イマドキの若い美容師といっても、
スマホで長文を打つのはしんどい。
やはり手書きの方が早い。

であれば、
手書きのカルテは残して、
その紙カルテをスマホで撮影して、
電子カルテに残しておく。

お客様のお名前はもちろん、
来店日や時間、料金、施術メニュー(料金)などは
すぐに選択することができるので、
その電子カルテに、
紙カルテの写真を添付する。

これだけで、同じお客様が
次回、来店頂いたときに、
すぐに紙カルテを引き出すことができる。

徐々に、施術したお客様の写真などを
追加していくことで、
手書きカルテをさらに強化していく。
そうすれば、紙カルテを補強できて、
整理もしやすくなって、
引き出すこともできる。
さらに言えば、書いたか書かないかが、
データで管理できるのでわかりやすい。
(スタッフさんはイヤでしょうがww)




紙を汚してしまったり、破ってしまったり、
紛失してしまうことで、
せっかくのカルテ内容がなくなることも減り、
作る手間はそれほど増えない。

そのオーナーさんとは、
こんな感じで少しずつ進めていくことになりました。


彼と話していて、
物事に対する目線ってのは、
色々と違っていて、
どんなツールも、
現状に合わせて使い方を考えれば良い。

そんなヒントを頂いた気がしました。

そうか。
もっとこういうサロンさんも
使いやすいように、改良を加えていこう。

そんな風に思った出来事でした。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣

『仕事ができる美容師と、できない美容師、という話。』

『ダメと思いながら、隣の席に聞き耳をたてた結果、という話。』

『美容師にとって”美歴”は使えるアプリか、使えないアプリか、という話。』