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美歴マガジン記事一覧 » 『美容室の情報管理は退職者の持ち逃げ対策ではなく、顧客保護が主眼になるべき、という話。』
 有料 2015.04.24 Fri
『美容室の情報管理は退職者の持ち逃げ対策ではなく、顧客保護が主眼になるべき、という話。』





弊社の全事業のキーワードは
『情報資産の銀行』
とさせて頂いている。

クラウド型のシステム提供業者として、
顧客から預かった情報を、
銀行のように資産として運用し、
顧客へ新たな情報価値を提供して
利益を高めて頂く。
これが弊社の事業ドメインになっている。

この場合、何よりもセキュリティの高さが求められる。
(こんなアナログな私にですら)
定期的に情報管理や漏洩リスク、
業務中の情報の取り扱いや、
BYODに関する勉強をさせられる(笑)し、
テストも頻繁に実施されている。

情報管理やセキュリティというと
デジタルデータの取り扱いのイメージだが、
書類や名刺など現物にまでその責任範囲は広がる。

例えば誰かが、バッグや名刺入れを紛失しただけで、
社内では大事になり、
関係省庁に報告をして再発防止策をとる。

これを迅速に継続的に行うことで、
情報資産の銀行として、
顧客の情報を扱うことができる。
というのが弊社の姿勢だ。


サロンの情報管理はどうなっているだろうか。

カルテなどの顧客情報を紙管理しているサロンは多い。
セキュリティがしっかりしていれば問題ない。
しかし、紛失したり管理がずさんだったりするのは、
顧客情報を退職者に持ち逃げされるリスクより、
企業としての姿勢が問われる危険性が高い。

「POSシステム」狙うウイルスが日本で見つかる』
(THE HUFFINGTON POST 3/1掲載)


先日、このようなニュースが、
ネットだけでなくTVや新聞でも大きく取り扱われた。

”ID POS”という個人情報と深くリンクしたPOSが
最近では企業にとって大きな可能性を示しているだけに、
このリスクはとても気になるところ。

クラウド、クラウドと言って、
POSをクラウド化させるのがトレンドになりつつあるが、
クラウド化するということは、
外部からのアタックの危険にさらされるということ。

情報を収集して分析し、事業に生かすという
”攻めのデータ戦略”
に加えて、
いかに散逸している情報をまとめ直して、
安全性の高い場所に保管するか、
”守りのデータ戦略”
も求められている。



レセプションに置いてあるPCに、
すべての情報が入っているなんて、
そんなずさんなことはしていないか。
しかもパスワードロックすらしてない………。
恐ろしすぎる。
クラウドにしないまでも、
少なくとも外付けのHDDにすべてを保存して、
PCにはデータを残さない。
そしてHDDもパスワードロックする。
物理的な鍵もつける(もしくは鍵付きロッカーにしまう)。
ウィルス対策をこまめに実施する。
管理者レベル(アクセス権限)を明確にする。
などの最低限の対策は求められている。



今日、
Amazonの第1四半期の売上が発表された
全売上のうち、クラウドビジネスの割合が高まっている。
使い勝手の良さ、低コスト、という利点に加え、
世界最大の市場を形成していることによる、
セキュリティの信頼性も寄与しているはずだ。

美容室企業が持つ情報価値の高さは、
言うまでもない。
これをどのように集約して、守るか。

今後、さらにデータ価値が高まる世の中にあって、
美容室企業がどんな対策をとるかが、
経営戦略に大きな意味合いを占めてくるだろう。



と、なんだかITの人みたいに、
偉そうに失礼致しました。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣




『仕事ができる美容師と、できない美容師、という話。』

『ダメと思いながら、隣の席に聞き耳をたてた結果、という話。』

『美容師にとって”美歴”は使えるアプリか、使えないアプリか、という話。』