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2015.02.14 Sat
ビジュアルは言語その12「迷いが顔に出ていると幸せはやってこない」


人生に迷いはつきものである。

若さまっただなか、
ティーンエイジャーを卒業する19歳とは、
「漠然とした未来」に迷う。
そして、10年後。
20代を卒業とする28、29歳辺りで女子の皆さまは
「女としての生き方」に迷うのである。

間違いなく「結婚かキャリアか」という
「”2つの比重”という選択」に迫られるのだ。
ゆらゆら、ゆらゆら………
いつも心が定まらず、
アタマに新鮮な空気が足りない時期である。

こんな時、
ヒトは間違いなく根拠のない不安のまん中に、
”ポツン”と置いてゆかれたような感覚に
おちいってしまうのである。
心はいつもネガティブ寄りで、
周りからの親身なアドヴァイスも
『Really?それで私は幸せになれるのか?』と、
何かにつけて疑ってしまう。


疑心暗期(鬼)


…こんな時期、
残念ながら”迷い”はブスへ導くエッセンスとして
体の中を駆け巡り、
翌朝、その効果を表すので”要ちゅうい!”だ。

さて、どうしたものか。
私の10代、20代を振り返れば
「留学」「起業」そして「結婚」
という人生において、非常にパンチのある決断を、
疑心暗期に経験し、現在にいたっている。

超レアなケースである。

その自覚は人並みにはあるのだが、
いま考えると「迷い、さまよう時間」とは
当時の私にとって贅沢以外の何ものでもなかった。
ただ、目の前にあるマイ・ライフ(自分の決断した人生)に
必死であった記憶しかない(笑)。
私にとって、悩み迷い続けることの方が
「タフな選択」であり、耐えられないのかもしれない。

30代後半になると
”人生というキャリア”をそれなりに積むことになる。
よって多少の迷いからは解放されることにはなるが、
しかしそれでも「迷いがゼロになる」ことはないのである。
この約10年のスパンでやってくる迷いから、
人は逃れられないのかもしれない。
だとすれば、なるほど………
だからある日突然、
いつも素敵なお客さまが突然「不幸」に見える瞬間があるのだ。

美しくなりたい全ての人をサポートする我々の仕事は、
いくつもの女の一生に添い遂げることと似ている。

メイクの仕事は
「人の顔に触れてなんぼ」
の超リアル市場で成り立っていて、
これは美容師の”サロンワーク”とまったく同様である。
バーチャルでメイクアップやカットを施せる時代が
いつか訪れるのだろうが、それはまだ遠い未来のハナシ…
美容がリアルコミュニケーションでしか成り立たない職業である間は、
女の人生の節目に現れる「迷い」を感じ、
ときに見抜き、
我々の持っている全ての技術と知識を総動員して
「迷い」からお客を解き放つこともまた重要な仕事?
などと考えてしまうのである。

なぜなら、

迷いは確実にオンナをブスにする。


私の尊敬する美容師のひとりに、
つねに顧客の「ライフスタイル」を読み、
問題をヘアデザインに転嫁して、
「迷い」を「ENJOY」にしてしまうヒトがいる。

彼のサロンブランドに『LIFE DESIGHN』という店舗があるが、
やはりこの人は美容師という職業を通じて
『オンナの人生をデザインしてるなぁ』
と思わせてしまう。
その技(わざ)が何なのか?
どうやってそれを身につけたらいいのかを正しく説明はできないが………。

しかし、彼がほんとうに凄いのは
年に数回しか会わないお客の「迷い」を感じ取り、
巧妙に隠されてている
「触れられたくない部分」を修復してしまうこと。
年齢とともに、巧みに変化しながら現れる
女の「迷い」と「贅肉」は、
他人の目にさらすことはタブーである。
それは醜い塊のようなモノなのであって、
年を重ねるごとにソレは巧妙に隠される。
自分がブスな時、
一番それを分かっているのも自分(女)なのだ。

『触れられたくない事を、触れないで欲しいが、知って欲しい』。

女はワガママな生き物なのである。

しかしながら、
現実世界において、
”迷える子羊がカワイイ”
のはどうやら10代までらしい。
迷いは幸せへの近道ではないようだから、
いっそ「考えない」のではなく
「ちょっと考えて行動してみる」と
案外乗り越えられるものである。
それも、良い結果を伴って。


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