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2015.02.04 Wed
『なんで美容室のIT化が非効率になってしまうのか、という話。』




今日の話も、すべての美容室に当てはまる話ではないので、
そこを踏まえて読んで頂けますと幸いです。


美容室の経営者やマネージメントの人たちと話すと、
ホームページやポータルサイトなどを中心に、
ウェブ周辺の話になることが多いです。

このトピックに関して、
多くの人たちが悩むのが、

●ウェブを使うことで時間が取られてしまう
●よくわからないから継続できない
●費用がかかりすぎる
●で、何をすればいいの?

なんてことがメインでしょうか。
セミナーを依頼されたり、
臨店で講習をして欲しい、
というときにも、この話が多いものです。

これをよくよく考えたときに、
一般企業と美容室では、
アプローチが大きく異なると感じるのです。

美容室のウェブ利用のシチュエーションを見ると、
目的の70〜80%が「集客」です。
そして集客にあわせたウェブツールがあるから、
購入することになる。
つまり販売者主体の考え方になっているのです。

お腹が空いたから、牛丼を食べる
みたいな、目的地直結型の発想だと思います。

一般企業の場合、
STEP1/●●●をしたい
STEP2/うちにはこんな方法が適している
STEP3/そんなツールがないか探す
STEP4/なければ作る

簡単に言うと………、

お腹が空いた、
最近、風邪気味、
栄養素が高い食事を選びたい、
見つからなければ料理する

そんな日常生活でできているロジックが、
ウェブというジャンルになるとできなくなる。

目的地とアプローチ方法と、
なぜそのアプローチが正しいか、というロジック、
そしてそのアプローチが自分に適しているか、
という選択ができなくなってしまうんですよね。

この違いによって何が生まれるかというと、

(1)そもそも使いにくいものを無理に使っている

という可能性があります。
昔は遊びやおもちゃなんかは自分たちが使いやすいように、
ルールを変更したり、おもちゃも作ってみたりしたものです。
そうすると自分たちにマッチしていているから使いやすい。
そして創造的で楽しくなる。
与えられたものは、使いにくければ楽しくないし、飽きる。

(2)「なぜやっているのか」を本質的に理解していない

“集客したい”
どうやったらウェブ集客できるのか。
それはウェブを見る人が満足すること。
何を見たら満足してくれるのか。
そのためには何をするべきなのか。

で、自分なりの答えが見つかれば、
その”何を”するのに最適なツールは何か。

という流れで考えるべきであって、
集客=ポータルサイト
という直結型の思考だけでは、
”なぜ”を本質的に理解していないから
どうしても継続できないし、成長できない。
そして、面白くないから続かない。

そんな流れになっているのではないでしょうか。

このロジックの変換ができると、
やらされている感覚が薄くなるので、
業務の中に取り入れやすくなって、
とても効率化されるはずなんです。

なにせ、ウェブツールの本質とは、
あなたの仕事を複雑にする道具ではなくて、
あなたの仕事を、
もっと便利に、効率的に実行するための、
そして拡大してくれるための、
お助けツールなんですから。


と、今日も分かりきったようなことを
偉そうに………失礼致しました。

株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣