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2015.01.17 Sat
『私が美容室の経営者ならこんな教育方法にしてみたい、という妄想話。』




私は高校時代、けっこう成績がよかったんです(笑)。
自分でいうのも、本当になんですが………。
みなさん、それぞれの勉強法ってあると思うのですが、
私の勉強法は「妄想勉強法」でした。


どういうことかと言うと、
数学、地学、古文などなど、
担当の先生のモノマネをしながら、
授業の風景を再現する方法です。

部屋の壁を黒板に見立てて、
話す癖や生徒との会話、
メガネを直す指先から、
怒り方まで完コピです。

そのとき、
ノートは見ないで、覚えた記憶で
妄想授業を再現したのです。

親は気持ち悪がってましたし、
時間がかかる勉強法なのですが、
これが本当に記憶に残る。
テスト中には、
その先生が自分に乗り移ってる感覚(笑)。
相当に危ないです。


知り合いの美容室さんでのお話。
その美容室はほかの美容室と連携して、
一緒に勉強会をしています。
あるお店の店長さんが、
違うお店のアシスタントさんたちに技術を教える。
そうやって、
相互の会社で技術共有をしています。

アシスタントさんは、
ほかのお店の先輩に教わるので、
真剣にならざるを得ないから、
一生懸命に勉強をしています。


ただ、話を聞いてみると、
もっとも勉強になっているのは、
教えている店長さんのほうだとか。
確かに他社の若い人に教えるわけですから、
責任感が増すのは当然です。
さらに下手なことはできないから、
教える前に、自分で再び勉強し直すそうです。

これらのことを考えると、
他人に教えることの重要性は
自らの技術を高めることに繋がる
そう感じるわけです。

そこで、ずっと妄想していた話を。
これ、きっと現実には即してないと思うのですが……。

私が美容室の教育担当なら、
まず………、
先輩が一律に後輩に教えるのを止めます。

次に、
教えるべき技術を細分化させます。

そして、
A先輩は技術(1)を後輩aに教えます。
B先輩は技術(2)を後輩bに教えます。
C先輩は技術(3)を後輩cに教えます。

後輩aは技術(1)を後輩bとcに教えます。
後輩bは技術(2)を後輩aとcに教えます。
後輩cは技術(3)を後輩aとbに教えます。

後輩がほかの後輩に技術を教え合うという仕組みです。
具体的な技術のことは私はわからないのですが、
後輩同士でも教えられるレベルまで細分化します。
同僚に教えるので、覚えるほうはしっかり覚えないといけない。
また他人に教えることで技術は脳内に定着化する。
あとは練習の繰り返し。
それを先輩がしっかりと見守ってあげる環境を作る。

教わったほうの技術進捗をテストするだけでなく、
その評価は教えた方にも反映されれば、
教えるほうも勉強になることが多いと思うのです。

ま、現実的に、そんなに簡単ではないと思うのですが、
とある調理系専門学校では実践されていて、
高い効果が出ているとのことでした。

もしかしたら、
技術習得に時間がかかるかもしれませんが、
恐らく効果は高く、
また管理する先輩方のスキルも向上する、
ように感じるわけです。

美容室は技術企業であり、
それだけに技術伝達が難しく、
また個人主義にならないためにも、
ひとつの方法なのかな、と思ったわけです。


今日も、なんだか偉そうに妄想しちゃってすいません。

株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣