お化粧室へのご案内、どこまで?
この時期、巷は春に向けて華やかなカラーが人気ですよね。
ですが、私達研修講師は、4月の新入社員研修に向けて、髪をいつよりも黒くするのです(笑)。
私は先日、初めてのサロンでヘアカラーにチャレンジしました。
その時に、とても若くて素敵な男性スタッフにお化粧室(トイレ)の場所を尋ねると、とても感じ良く案内して下さいました。ドアも開けてくれました!
感じがよいのは◎!素敵! でも、うーん、すこしだけ違和感がありました。
皆さん、その違和感わかりますか?
まず、案内の基本的なところ押さえましょう。
1)行先をしっかりと伝え、相手に安心感を持ってもらう。
・・・「それでは、シャンプー台にご案内します!」
2)「○○はどこ?」と訊かれたら、「はい、○○ですね(ございますね)」と復唱する。これも相手は、ちゃんと聞いてくれたと安心感あり。
3)案内の説明は簡潔にわかり易く。情報は3つまで。
・・・「つきあたり、右手でございます」
4)遠い時などは、「ご案内いたします」といって、相手の2・3歩前を、少し斜めになりながら(相手を気遣いながら)、相手の歩調に合わせて進む。
5)着いたら、「こちらでございます」としっかりと5本の指を揃えて指し示す。
そう、これに関して、前記の若い男性スタッフは完璧でした!
ただし、この1)~5)には例外があるのです。それが、お化粧室、いわゆるトイレです。
トイレの場合は、「トイレ」という言葉を繰り返さず、かつ、案内もできるだけしないでよい、と言われています。
(ただし、少し分り難い場所の時は、わかるところまでご案内するのも一案です。)
「お手洗いはどこですか?」と訊かれたら、
「はい、(^_^)、突き当り、右手奥です。シルバーのドアのところです」
とさりげなくご案内して下さい。
もしも、サロンの方針で近くまでご案内するのでも、ドアを開ける必要はないですよ。
特に、異性は開けなくてよいですね。
勿論、いつでもお客様に自信を持って「あちらでございます」と言えるように、トイレチェックはまめにお願い致しますね。

株式会社美歴 取締役。
美容室、美容サロン向け 顧客とのつながりを強くする電子カルテプラットフォーム『美歴』を作ってます。美容室特化MEO支援実績も多数。
2800件以上の美容室のIT化の現状をデータベース化し、それらのマーケティングデータをもとに、カルテ情報利活用による消費者&美容師の良き未来を創っていきます。