「白髪染め」だけでも顧客のニーズは違う!?消費税増税の今だからこそ考えるシニア市場開拓
〜時代の流れを読む美容室経営を考えようⅩⅢ〜
日本は、少子高齢化社会になったと言われます。
日本全体の人口は減っているのに、高齢者人口は増え続けているのです。
この流れは変わらないでしょう。
そうであるならば、高齢者に対するアプローチを考えなければダメです。
そんなことを言われなくても、皆さん考えていますね。
私は、「シニア市場を開拓せよ!」というタイトルでセミナーを行っています。
シニアの人口が増えているだけでなく、1500兆円を超える個人金融資産の多くを60歳以上のシニアが所有しているからです。
お客様にいくら良い提案をしても、お金に余裕がなければできません。
だから、シニア市場をターゲットに開拓しましょうと提案したのです。
消費税の増税は、今回だけでなく、今後8%から10%への増税も予定されています。
それでも税収が足りないと言われていますから、いろいろな形で私たちの負担は増えていきます。
そうなると、ますます消費者の格差が広がるでしょう。
時代の流れを読むと言うのは、そこまで考えて行動しましょうと言うことです。
女性の髪に対する悩みは何でしょうか。
皆さんご存知のように、過半数の人が白髪で悩んでいます。
次に、髪にハリ・コシがなくなってきた、髪の毛の量が少なくなってきた、髪の毛が細くなってきた、そして傷み・パサつきがひどい等々です。
よく見ていただくと、悩みの多くはシニアの悩みでもあるのです。
悩みを前提にメニューを考えますと、白髪染め、カラー、育毛等々に力を入れるでしょう。
私はここで、白髪染めとカラーを分けて考えています。
詳しくは私のセミナーを受けてほしいのですが、多くの女性が悩んでいる「白髪が目立つ」ですが、単なる白髪染めで白髪が目立たなければいいと言う人と、一歩進んで白髪を目立たなくするだけでなく、おしゃれなカラーを楽しみたいという人がいるのです。
このことを理解しないで、カラーの提案をしてはいけないのです。
多くは、白髪がみっともないので身だしなみで白髪染めをしたいという人です。
そういう人には、白髪染めのオーソドックスな提案をしましょう。
そして、おしゃれを楽しみたいという余裕のある人には、積極的な提案をしなければ逆に失客することもあります。
一番注意しなければならないのは、お金を持っているから高額メニューを勧めようという態度です。
お客様の生活スタイルを理解して、提案できれば最高ですね。
シニアというのは、十人十色の人たちなので、きめの細かい対応が大切なのです。
だから、大変だと思ってはいけません。
大変だから、街の美容室でも大手美容室に対抗できるのです。
いつの時代もそうですが、しっかり勉強をして努力した人が生き残ります。
時代の流れは速く、世の中は激動の時代なのです。
努力は人を裏切らない、私と一緒に勉強しましょう。

株式会社美歴 取締役。
美容室、美容サロン向け 顧客とのつながりを強くする電子カルテプラットフォーム『美歴』を作ってます。美容室特化MEO支援実績も多数。
2800件以上の美容室のIT化の現状をデータベース化し、それらのマーケティングデータをもとに、カルテ情報利活用による消費者&美容師の良き未来を創っていきます。